見積書で最初に確認する「入っていないもの」
2社の見積を並べて安いほうを選ぶ。これが成立するのは、含まれている範囲が同じときだけです。看板の見積では、範囲が違うことのほうが多いです。
抜けていることが多い項目
- 許可申請:手数料そのものと、図面・書類を作る手間
- 電気工事:照明を入れる場合の電源引き込み。「別途」と小さく書かれていることがあります
- 高所作業車・足場:設置場所の高さで要否が変わります
- 既存看板の撤去・処分:付け替えなら必ず出ます
- デザイン費:ロゴの作成が含まれるのか、支給前提なのか
- 道路使用の手続き:工事で歩道を使う場合
聞き方
「この見積に入っていないものを教えてください」と一度聞くのが、いちばん早いです。金額の内訳を細かく問うより、範囲の差がはっきりします。
見積の有効期限も見ておいてください。資材価格は動きます。数か月前の見積をそのまま発注すると、差額の話があとから出ることがあります。
安い理由が分かるかどうか
安いこと自体は悪くありません。自社施工で外注マージンがない、同じ地域で複数案件をまとめている、といった理由があるなら納得できます。理由が説明できない安さは、たいてい範囲が抜けています。
数量と単価が書かれているか
「看板工事一式」とだけ書かれた見積は、比べようがありません。面積、枚数、取付点数、作業日数が分かれば、あとで仕様を変えたときの増減も読めます。一式でしか出せないと言われた場合は、何が含まれるかを箇条書きでもらってください。
支払い条件
着手金の有無、残金の支払い時期、検収のタイミング。金額が同じでも条件は違います。製作に入ると素材を手配するため、途中でのキャンセルは費用が発生します。
保証の範囲
- 施工不良に対する保証期間
- 自然災害による破損は対象外になるのが一般的
- 色あせは保証の対象か(屋外なので必ず進みます)
保証の有無は金額に含まれています。安い見積に保証が付いていないなら、それは差額の説明になります。