袖看板を出すときに道路との関係で見られること
袖看板(突き出し看板)は、歩いてくる人に手前から気づいてもらえる、路面店にとって効きやすい形です。そのぶん、道路の上空に出るため見られる項目が増えます。
主に問われること
- 突き出す長さ:壁面からどれだけ出るか
- 下端の高さ:歩行者や車両の通行を妨げないか。歩道の上か車道の上かで変わります
- 建物や敷地からのはみ出し:道路上空の占用にあたる場合は、屋外広告物の許可とは別の手続きが必要になることがあります
- 落下したときの影響:真下が人通りの多い歩道なら、取付方法はより厳しく見られます
ビルのテナントなら規約が先
条例に収まっていても、建物の管理規約で袖看板を禁止していることがあります。共用部の壁に穴を開ける工事になるため、オーナーや管理会社の承諾が要るのが普通です。条例より先に規約を確認すると、無駄な設計をしなくて済みます。
あとで効いてくること
袖看板は雨風を両面から受けます。取付金具は常に負荷がかかっている状態なので、さびや緩みの点検はほかの形式より重要です。退去時の撤去と壁の復旧費も、壁面看板より高くなりがちです。
袖看板は両面になる
通りに対して直角に出すので、両面に印刷や表示をするのが普通です。面積の計算では両面が対象になる場合があり、片面だけのつもりで考えていると基準を超えることがあります。大きさの検討は、必ず両面で計算した数字でしてください。
近隣への配慮
内照式にすると、夜間に隣接する住戸の窓へ光が入ることがあります。苦情が出ると、消灯時間の調整や遮光の追加工事になります。上階が住居のビルでは、設計の段階で光の向きを確認しておいてください。
更新と点検の負荷が高い
常に横向きの荷重がかかり、雨も両面から当たります。取付部のさびは、壁面看板より早く進むと考えたほうがよいです。点検の頻度を上げておくこと、点検しやすい高さと位置に付けることが、結果的に費用を抑えます。