台風のあと、下から見上げて確認すること
九州は毎年台風が通ります。通過したあと、店を開ける前に一度、看板を下から見上げてください。数分で終わります。
見るところ
- 面材の浮き・反り:端がめくれていないか。ここから一気に剥がれます
- 取付金具:ボルトの頭が浮いていないか、さびが進んでいないか
- 傾き:前回見たときと角度が変わっていないか。写真を撮っておくと比較できます
- 自立看板の根元:地面にひびが入っていないか、支柱がぐらついていないか
- 照明:点灯するか。配線が引っ張られていないか
- 周囲:看板の部材が落ちていないか
異常を見つけたとき
その場で直そうとしないでください。高所の作業は落下事故につながります。写真を撮って、設置した業者に連絡するのが安全です。危険な状態であれば、通行人が近づかないよう下を規制したうえで連絡します。
落下して人や車に被害が出たとき、責任を負うのは原則として広告物を表示した人・掲出物件を設置した人です。業者に任せていたから免れる、という性質のものではありません。定期的に見ておくこと自体が、その責任に対する備えになります。
記録を残す
点検のたびに日付と写真を残しておくと、更新のときの報告にも、万一のときの説明にも使えます。スマートフォンのアルバムを1つ作っておけば十分です。
台風の前にやること
- 置き型の看板、のぼり、A型は必ず中へ入れる(飛べば凶器になります)
- 固定されていない部材がないか見ておく
- すでに浮きや緩みがあるなら、無理に養生せず業者へ連絡する
飛ばしてしまったときの責任
置き看板が飛んで車や人に当たれば、責任を問われるのは置いていた側です。台風の予報が出ている時点で片付けるのは、法令以前の実務です。
保険の確認
店舗の火災保険や施設賠償責任保険で、看板の破損や、看板が原因の対人・対物事故が対象になっている場合があります。対象範囲と免責額を一度確認しておいてください。契約時に説明を受けていても、看板まで含まれているかは意外と把握されていません。
関連:自主点検結果報告書